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幸せなことは徐々に減って最後は空っぽになっていくが

不快で辛いことは段々積もり積もってグラスから溢れ出る。

見なければいいし何も言わなければいい

でも俺は性格が悪いから見たくなってしまうしSSを残して保存してしまう。

これは元VIPPERの性なんだろうか。

楽しかったことや幸せだったことを共有して呟くだけで勝手に噂を立てられる。

女であるせいで出来ないことが多すぎる。

周りには「女だから伸びたくせに」と言われる。それも腹立たしい。

だが事実でもあり尚更苛立ってしまう。

悔しい。実況の楽しみ方がわからなくなりそうだ。

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正直やりたいことが沢山あるし出来てしまった。

誰かと活動するとか遊ぶだとかに関係なく

ただ純粋に１人だとしてもやりたいことが山のように存在する。

実況だけでもしたいゲームが数え切れないほど本棚にしまわれているし

編集しなきゃいけない動画も沢山ある。

ただ自分のやりたいことと視聴者のニーズは明らかに噛み合っていない。

それでもやりたいことをやるべきか否か。

実況を始めた理由。

自分がいつ死んでも良いように、声という一番に記憶から消えるものを残したかったから。

上辺で言う「みんなに俺の下手なプレーで笑って欲しい」だとかそんな綺麗事じゃない。

残される者は一番に声を忘れたということを自覚する。その辛さを知っているから。

そして生きている間は思い出になる。

このゲームをこんなふうに楽しんだ、いつから明白に視点が変わったとか。

”物忘れが激しい”で誤魔化してるこれだっていつか誤魔化しがきかなくなって全てを忘れるかも知れないという恐怖が心の奥底にはある。

数年しかない人生だから好きな事だけをして生きていきたい。

自分勝手で我が儘で腹黒だからどんどん避けられていったとしても自分の欲望に嘘は付きたくない。

好きなものは好きなんだ。動画にしたい。生放送に残したい。

死んでしまう前に。

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今のご時世PCやスマホができて当たり前で、小学生だってネットに住んでいる時代。

昔のネット住民は皆現実逃避がしたくて安らぎやリアルと違う自分を演じたくてここにいた気がするのに

気づけば周りは若くなり、今まで誰ともかかわらず己個人で頑張っていた人もみな別人のごとく交流を深めている。

それが当たり前になったから。

そして”当たり前”が出来ない者は取り残されていく場所になった。

人付き合いが心底苦手な自分には生きていける場所ではなくなってしまった気がしてならない。

人との交流が楽しくないわけではない。

ただ他人と関わる程に自分の没個性と考えのズレから起こる些細な悩みが増えるのが心底ストレスになっている。それだけ。

正直このまま活動して行くべきか悩み始めている。

確かに楽しいが自分の信念は全て消え、当たり前の世の中に適用しようとしながらも出来ていない。

そんな惨めな自分を動画に残す意味がはたしてあるのか。

否、ない。

少し他人との関わり方を見直すべきなのかもしれない。

過度に信用をしようものなら裏切られる。それが社会だと言い聞かせて２０年生きてきたのに心がブレている。

中学生にして飛び込んだ生放送の世界。

自分にとってはこれが生活の一部で支えで当たり前だが、いつの日か誰かのように辞める日が来てしまうのだろうか。

この活動がなくなったら、取り柄もない自分にとっては死んだも同然。

辞めたくはない。

活動方針を見つめ直す必要があるのかもしれない。

自分のためだけではなく、この名前で活動していく上で名前をくれた今は亡き友人のために。